ANAP社への在庫配分最適化(ディストリビューション)AIの提供を開始

株式会社GAUSS(本社:東京都渋谷区、代表取締役:宇都宮 綱紀、以下「GAUSS」)は、レディースファッション大手の株式会社ANAP(JASDAQ上場、証券コード「3189」、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:家髙 利康、以下「ANAP」)と提携し、在庫配分最適化(ディストリビューション)AIを開発いたしました。


【開発の背景】
ANAPでは国内約30店舗での店舗販売のほか、自社ECサイト「ANAPオンラインショップ」やその他他社ECサイトでの販売等、様々な販売ルートでファッションアイテムの提供がなされており、株式会社アイル(東証第二部上場、証券コード「3854」、本社:大阪府大阪市、東京都港区、代表取締役社長:岩本 哲夫、以下「アイル」)提供の販売・在庫管理パッケージシステム、「アラジンオフィス for fashion」のもと、各ルートの販売管理を行っています。
管理業務の中でも、在庫配分業務については、担当者が過去の売上データを参考にしながら、経験と勘で配分を行わなければならず、実際の販売量とのズレによる機会損失や、売れ残り商品の発生に伴う値下げ、廃棄処分といった損失も発生してしまっていました。
ANAPが保有している顧客属性毎の購買データ、カテゴリー別の洋服・小物の販売データとGAUSSの最先端AI技術を活用することで、販売ルート毎の適正な在庫配分の出力を実現するAIの開発に着手しました。

[AI導入後のフロー]
※本サービスの開発には、GAUSS Foundation Platform(以下、「GFP」)を活用しております。

 

 

[GFP データクレンジング 画面イメージ]


【サービス概要】
在庫配分最適化AIでは2つのAIモデルを使用し、①ECサイト向け・店舗向けの在庫配分、②店舗向け在庫の各店舗への配分の最適化を実現しています。


【運用方法】
2つのAIモデルをアイルの「アラジンオフィス for fashion」に実装し、利用します。
① ECサイト向け・店舗向けの在庫配分
 (1) SKU(Stock Keeping Unit:在庫管理時の最小管理単位)毎の総仕入れ在庫数を入力します。
 (2)「店舗・EC比計算」機能によって、自動で総仕入れ在庫数を店舗在庫数とEC在庫数に分配されます。

[画面イメージ]

 



②    店舗向け在庫の各店舗への配分
 (1)SKU毎に各店舗への配分を入力します。(マニュアル対応により、AIで学習が進めづらい店舗ごとの細かい傾向等のデータを蓄積しやすくします。)
 (2)「配分最適化」ボタンをクリックすると、(1)で手入力した配分を、過去の数値データをもとにAIが再配分を行います。

[画面イメージ]

 


【導入効果・メリット】
在庫配分最適化(ディストリビューション)AIの導入により、売れ残りによる店舗での不要な割引やネット在庫への強制移動、売り切れによる販売機会損失などを削減することができ、ANAPでは平均約15%の粗利益の増加​が見込まれています。(ANAP過去販売データによる実証実験結果)

 

また、担当者の経験ベースだった在庫配分のノウハウが自動化されることにより、属人的でない業務運用を実現することができ、新人の教育コスト削減などの効果も期待することができます。